「奨学金返済と教育費の負担軽減を求めるプロジェクト」(呼びかけ人:武蔵大学・大内裕和教授、岩重佳治弁護士、中央労福協・芳野友子会長)は7月21日、文部科学省に対して奨学金返済と教育費の負担を軽減する税制支援を求める要請を行いました。
 要請では、2021年5月から継続して取り組んできた「オンライン署名」について、皆さんからお寄せいただいたご署名15,081筆(7月19日時点)とともに、当プロジェクト特設サイトに設けた「あなたの想い」投稿フォームに投稿頂いた55件のお声を、文部科学省高等教育局 学生・留学生課の藤吉尚之課長に提出しました。

 私たちは文部科学省に対し、次のことを求めました。

  1. 奨学金返済者全体の負担軽減をはかる観点から、奨学金返済金への税制支援(所得控除または税額控除など)を導入すること。
  2. 親・保護者の学費等の負担軽減をはかるため、減税を講じること。

 藤吉課長からは「多岐に渡る要望を頂いた。現場の声なので少しでも実現できるように我々も取り組んでいきたい」とコメントを頂きました。現在返済中の方への支援施策として自治体による返還支援や企業による代理返還支援なども示されましたが、そうした企業に就職できる人は限られています。私たちはより多くの人々が負担軽減を実感できる施策を求め「このプロジェクトが求める税制支援要望をぜひ8月の文部科学省税制改正要望に盛り込んでほしい」と強く訴えました。

 当プロジェクトではこれまで「教育費の負担を軽く 未来を明るく!」をキャッチコピーに、奨学金返済と教育費の負担を軽減する税制支援の導入をめざしてChange.orgでのオンライン署名活動、Twitterでのハッシュタグアクション、そして特設サイトに設けた「あなたの想い」投稿フォームでの皆さんの声の見える化などに取り組んできました。みんなが負担軽減を実感できる新たな税制支援の実現に向けて、これら3つのアクションに力を貸してくださった全国の多くの皆さま方に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました!

要請書「奨学金返済と教育費の負担を軽減する税制支援を求める要請[PDF]

「あなたの想い」に投稿された切実な声はコチラからご覧頂けます。
https://education.rofuku.net/support/app/